リハビリを始めたキッカケ…そして…。
脳梗塞からの麻痺を患い、暫くは何も考えられず、ただ、ぼーっとする日が続いたある日、何時もの様に、背中にお布団を畳んで寄り掛かる状態の中、何やら麻痺側で動く物に気が付き、見ると、当時飼っていた猫ちゃんが…(・・;)
麻痺側の手を舐めたり、引っ掻いたりしていました。
健側(動いている手)で撫でようと、手を伸ばすと逃げてしまい…(・_・;)ん?
そのまま麻痺側の手をほっぽらかして、暫くすると、又、麻痺側の手を舐めたり、
引っ掻いたり…(・・;)
まるで『この手は使わないの?』と、言われている気がしました。
猫ちゃんに対して、『言い訳をしようとする自分まで居た』事にもビックリしました。
この時から、リハビリを始める事に…。
今、考えても有り難い事でしたね。猫ちゃんに感謝です。(*´ω`*)♪
当時、介護士だった自分は、『今まで見聞きしてきた麻痺に対する事等を、自分の体で試せるチャンスだ!』と思い、先ずは何から?と、考え始めました。
今なら、介護保険が使える事、ケアマネジャーさんもお願い出来る事等、種々考えられますが、(脳梗塞を患った当日から、若年者でも〔2号さん〕で、介護保険は使えます。詳しくは市役所の介護保険課でご確認を。)当時は、頭の中からスッパリ消えていて、介護の事等、全く知らない主人は、病院のソーシャルワーカーさんに尋ねる事も無く…、又、病院の方々からの声掛けも無いまま、自分は介護保険を使わせて頂く機会を逃しました。
病院でのリハビリも主治医の先生から、『入院している人の為のリハビリだから…。』
と断られ、受けられませんでした。
(3時間しか入院して居なかった自分なので、これは当然の事です。)
その為、『自分で何とかしなきゃ!1人で何とかしなきゃ!』と思う様に成りました。
麻痺を治す為に、行う事は3つ(*^-^*)♪
①感覚を戻す事。
②手足を動かす事。
③筋肉を鍛えて、力を付ける事。
どれを取っても、なかなか時間の掛かる事なのですが、地道に頑張りました。
先ずは、昔から有ると言われている『温冷療法』。詳しくは、後から記載させて頂きますね。(*^^*)
当時、時間だけは山ほど有りましたので、あの手この手を試し、温冷療法にたどり着く迄に、約2ヶ月程掛かりましたが、効果はテキメンでした。
感覚が戻ってくると、痺れが強く、物を触れない時期も有りましたが、
(何かに指先が触っただけで電気が走る様にビリッと…(T^T)イタイ)
続けて居る内に徐々に痺れも薄れ、次の段階へ。
自宅に有るもので何か無いかしら?と探し、ペットボトルを見付け、中にお湯を入れて『始めは触らせる』から始めました。(これも後から記載させて頂きますね。)
麻痺側の感覚無しの時期から、食事の時は麻痺側にも参加して頂き、麻痺側を見ながらの食事も常でした。
(ふと気が付くと、『麻痺側を忘れて居る』時も多かった為です。麻痺側は無い物と、脳が判断していた様です。)
因みに、麻痺側の手だけ、テーブルに乗せても直ぐに落ち、返って危ない状態に成りますので、麻痺側の肘から先をテーブルに乗せて居りました。
1日に3回の食事でも、肘が赤く成りましたので、肘の下に始めはタオル、
徐々にフェルトを敷く様にしました。(*^^*)♪
何時もの1日のはずが突然…。
48歳の春の日の事…。
仕事に行く為の入浴中に、脳梗塞を発病しました。午後13時頃の事です。
始め、湯船のお湯をかき混ぜている時に、手がグローブの様に膨れ…『ん?』
次の瞬間には左側に力が入らずに倒れました。
『やっちゃった!脳梗塞だ!』そう思いました。
主人が家に居た日でしたので、直ぐに主人を呼び、説明を…したのですが、
呂律(ろれつ)が回らず、分からない様子。
取り敢えず浴室から引っ張り出して頂き、簡単に羽織れる物を着せて頂き、
救急車で病院へ。
検査後の診断は、やはり脳梗塞、左側麻痺、言語障害、嚥下障害等でした。
先生より、『胃ろうを作ります。』と言われ、自分の唾液の飲み込みが上手く出来ずに、アップアップしていた状況でしたので、当然の処置なのですが…。
当時の自分は…『麻痺は治るかもしれないけど、胃ろうは自分では治せないョネ(・・;)』と思い、『主人に連れて帰って!』と、せがみ…。
入院させて頂いたにもかかわらず、3時間で退院しました。
脳内でパニック状態だった気がします。
自宅へ戻ったは良いのですが…、(‥;) 今まで、料理を作った事も、介護、看護も、
した事の無い主人に、頼るしかなくなり…(;^_^A
意識も朦朧としている状態の中、帰宅時に購入して頂いたオムツを使用、リハビリパンツも購入したのですが、此方は無理との事でした。(^_^;
その後、何日かは、ぼーっとしている状態が続き、少し意識がハッキリしてきた頃、
食事が摂れていない事に気付き、重湯から食べ始め、あの手この手と、食べやすさを追求して、蜂蜜の入れ物が、1番口に入れやすい事に気付きました。
顔面も半分程度垂れて居り、首も安定せずに、背中にお布団を畳んで寄り掛かる状態でも、前にうなだれた状態でしたので、『通常のスプーン等では、主人が居ない時間に物が喉に詰まる可能性も有り、危険だ!』との事で、蜂蜜の入れ物…(´`:)
(一緒だと思うのですが…(^_^; )
当時は、『されるがまま』しか出来ず、体を自分の意思で動かす事も、ろくに出来ないイライラ感、伝え様にも伝わらない悲しさに、潰されそうでしたね。
今と成っては、主人と笑い話に花が咲いて居りますが、当時は必死でした。
■
ずっと考えていた事が有ります。
記載させて頂いても良いのか?無責任に成るのではないか?と…。
自分には、『自分の体の、多発性脳梗塞(左側麻痺4回)脳幹梗塞(右側麻痺1回、梗塞部位は橋〔キョウ〕でした。)からの重度麻痺(半身がピクリとも動かず、感覚も有りませんでした。)を、自宅で、主人と2人で治してきた』と言う事実が有ります。
麻痺1回目の頃は、ワタワタして居りましたが、何度も麻痺を繰り返す内にコツを掴み、最後?の左側麻痺は(やはり半身の感覚無しの状態でした。)麻痺発病から9ヶ月で完治して居ります。
(麻痺完治後は、社会復帰もして居りました。現在は、他の病気?にて療養中です。)
後の、当時のプロフにも、何故そうなったかは、記載させて頂きますが、病院、通所、訪問リハビリを、いっさい受ける事が出来ませんでしたので、自宅で、主人と2人で、麻痺完治までを行って来ました。
自分だけ治って、めでたしめでたし♪で、終われない性格が、今回のブログ記載を決めたキッカケに成ります。
★もし、プロのリハビリの先生方(理学療法士、作業療法士、大学で麻痺を研究されて居られる方々)の目に止まる事が御座いましたら、記載させて頂く方法を、検証して頂けるのではないだろうか?
★『効果有り』で有れば、現在麻痺で苦しむ方々が、1人でも多く『回復、社会復帰』が、出来る様に成るのではないだろうか?
★『脳幹梗塞からの麻痺』を患ってしまっても、治す方法が有れば、命を諦めずに済むのではないだろうか?(自分も一時、考えた事が有りましたので…。)
夢は大きく果てしなく。
★日本発信で、世界の麻痺で苦しむ方々も、治す事が出来る?かも知れない?…言い過ぎかもですが…(;^_^A
出来るならば、その様に成る事を期待して、記載させて頂きます。
記載が終了致しましたら、コメント欄を開けさせて頂きます。
それまでは、閉じさせて頂きますが、ご了承ください。
順番としては、当時のプロフ等を記載させて頂いてから、行った療法、運動等を記載させて頂きたいと思います。
★又、記載させて頂く方法を、『麻痺を患って居られる方が、ご自身で行いたい場合』は、『安全第一で、ご家族様とご一緒に、自己責任で』行って頂けたらと思います。
(側で見守る事も、もし、間違っていても、手も口も出せない為、ごめんなさいね。)
自分が何度も麻痺を繰り返し、治す内に、道を行く麻痺を患って居られる方々の麻痺の状況を見かけると、『この運動を後、この位行えば治るのに…勿体ないなぁ~』と、思う事がよく有り、胸が苦しく成ります。
麻痺は、一瞬で人生を変えてしまうので、本当に怖いです。
願わくば、麻痺を患ったとしても、出来るだけ早く、『麻痺完治』が出来ます様に。
長年の麻痺で拘縮の有られる方へ。
初めまして。
自分は以前、脳梗塞からの麻痺を4回(左側)、脳幹梗塞からの麻痺を1回(右側)を経験し、麻痺完治後に社会復帰をしました。
現在は他の病気の為、療養中です。
麻痺完治後に、麻痺の方々に運動をお伝えする事も行って居りました。
その時お伝えした中に、『誰も教えてくれなかった。』『もっと早く知っていたら…』と、泣かれてしまった事が有りましたので、少し記載させて頂きます。
長年の麻痺等で、肘や指が固まり(拘縮)、動かない方々へ。
★1人で行わずに、ご家族様のご協力の元、試してみてくださいね。
★お風呂に入った時に行います。
★音楽を聴きながら等、リラックス出来る環境でお試しください。
①湯船に肩まで浸かり、麻痺側の手首を健側(動く方の手)で、ゆっくりと前方へ
引っ張り、真っ直ぐに成る様に伸ばします。
お湯の中で、痛みが出る場合は、その手前(痛みが出ない処まで)で止めます。
(お湯の中では、あまり痛みが出ないので、伸ばし過ぎにご注意ください。)
②健側の手を離して、曲がるのを待ちます。
(痛みが出た場合も、待っている間に痛みは消えるかと思います。)
★お湯の中で、痛みが続く場合は、此れ以後行わずに、入浴後、湿布薬等で冷やして頂けたらと思います。
原因は、引っ張り(伸ばし)過ぎと成りますので、数時間しても痛みが続く場合は、病院受診される事をお勧め致します。(主治医の先生に、原因をお伝えください。)
③再度、健側の手で麻痺側の手首を持ち、前方へ真っ直ぐに成る様に引っ張り、腕を伸ばします。
入浴中に、この動作を20回程度行ってください。
★始めの内は『のぼせ、脱水症状の予防』も有り、この回数は出来なくて当然です。
動きに慣れて来ると、徐々に回数が出来る様に成りますので、焦らずにゆっくりお試し頂ければと思います。
★楽に出来て来ると、回数が増え、20回以上行いたく成るかと思いますが、
関節の炎症を起こす危険が有りますので、それ以上は行わないでください。
昔昔のお話し
子供の頃、母から聞いたお話が有ります。
母の幼少期に、ご近所に住んでいたおば様が、蛇が大嫌いで、
梅の木に蛇が居るのを見付けて殺したそうで…。
暫く後に、腕の辺りから蛇さんの鱗の様な皮膚が出現したと…Σ(・ω・ノ)ノ
生き物はめったやたらと殺す物では無いと言う事なんでしょうね(´`:)
そんなお話しを聞いて以来、小さな虫ですら近づくのが怖く成りました。(;^_^A
幸せの数って…
生きてると不運なんてその辺にゴロゴロ有って…
全部拾って歩いてる様な…?
でも、ふと気が付くと、小さな幸せも同じだけ有って…
笑って居られる事も幸せ。
寝る前に1日お疲れ様って…
今日も頑張ったョネって…。
明日の予定を組むか悩むけど…、明日は明日ね。
お休みなさい。良い夢をね。
明日も目が覚めます様に…♪