何時もの1日のはずが突然…。
48歳の春の日の事…。
仕事に行く為の入浴中に、脳梗塞を発病しました。午後13時頃の事です。
始め、湯船のお湯をかき混ぜている時に、手がグローブの様に膨れ…『ん?』
次の瞬間には左側に力が入らずに倒れました。
『やっちゃった!脳梗塞だ!』そう思いました。
主人が家に居た日でしたので、直ぐに主人を呼び、説明を…したのですが、
呂律(ろれつ)が回らず、分からない様子。
取り敢えず浴室から引っ張り出して頂き、簡単に羽織れる物を着せて頂き、
救急車で病院へ。
検査後の診断は、やはり脳梗塞、左側麻痺、言語障害、嚥下障害等でした。
先生より、『胃ろうを作ります。』と言われ、自分の唾液の飲み込みが上手く出来ずに、アップアップしていた状況でしたので、当然の処置なのですが…。
当時の自分は…『麻痺は治るかもしれないけど、胃ろうは自分では治せないョネ(・・;)』と思い、『主人に連れて帰って!』と、せがみ…。
入院させて頂いたにもかかわらず、3時間で退院しました。
脳内でパニック状態だった気がします。
自宅へ戻ったは良いのですが…、(‥;) 今まで、料理を作った事も、介護、看護も、
した事の無い主人に、頼るしかなくなり…(;^_^A
意識も朦朧としている状態の中、帰宅時に購入して頂いたオムツを使用、リハビリパンツも購入したのですが、此方は無理との事でした。(^_^;
その後、何日かは、ぼーっとしている状態が続き、少し意識がハッキリしてきた頃、
食事が摂れていない事に気付き、重湯から食べ始め、あの手この手と、食べやすさを追求して、蜂蜜の入れ物が、1番口に入れやすい事に気付きました。
顔面も半分程度垂れて居り、首も安定せずに、背中にお布団を畳んで寄り掛かる状態でも、前にうなだれた状態でしたので、『通常のスプーン等では、主人が居ない時間に物が喉に詰まる可能性も有り、危険だ!』との事で、蜂蜜の入れ物…(´`:)
(一緒だと思うのですが…(^_^; )
当時は、『されるがまま』しか出来ず、体を自分の意思で動かす事も、ろくに出来ないイライラ感、伝え様にも伝わらない悲しさに、潰されそうでしたね。
今と成っては、主人と笑い話に花が咲いて居りますが、当時は必死でした。