長年の麻痺で拘縮の有られる方へ。
初めまして。
自分は以前、脳梗塞からの麻痺を4回(左側)、脳幹梗塞からの麻痺を1回(右側)を経験し、麻痺完治後に社会復帰をしました。
現在は他の病気の為、療養中です。
麻痺完治後に、麻痺の方々に運動をお伝えする事も行って居りました。
その時お伝えした中に、『誰も教えてくれなかった。』『もっと早く知っていたら…』と、泣かれてしまった事が有りましたので、少し記載させて頂きます。
長年の麻痺等で、肘や指が固まり(拘縮)、動かない方々へ。
★1人で行わずに、ご家族様のご協力の元、試してみてくださいね。
★お風呂に入った時に行います。
★音楽を聴きながら等、リラックス出来る環境でお試しください。
①湯船に肩まで浸かり、麻痺側の手首を健側(動く方の手)で、ゆっくりと前方へ
引っ張り、真っ直ぐに成る様に伸ばします。
お湯の中で、痛みが出る場合は、その手前(痛みが出ない処まで)で止めます。
(お湯の中では、あまり痛みが出ないので、伸ばし過ぎにご注意ください。)
②健側の手を離して、曲がるのを待ちます。
(痛みが出た場合も、待っている間に痛みは消えるかと思います。)
★お湯の中で、痛みが続く場合は、此れ以後行わずに、入浴後、湿布薬等で冷やして頂けたらと思います。
原因は、引っ張り(伸ばし)過ぎと成りますので、数時間しても痛みが続く場合は、病院受診される事をお勧め致します。(主治医の先生に、原因をお伝えください。)
③再度、健側の手で麻痺側の手首を持ち、前方へ真っ直ぐに成る様に引っ張り、腕を伸ばします。
入浴中に、この動作を20回程度行ってください。
★始めの内は『のぼせ、脱水症状の予防』も有り、この回数は出来なくて当然です。
動きに慣れて来ると、徐々に回数が出来る様に成りますので、焦らずにゆっくりお試し頂ければと思います。
★楽に出来て来ると、回数が増え、20回以上行いたく成るかと思いますが、
関節の炎症を起こす危険が有りますので、それ以上は行わないでください。